Ｈ２７高入豆知識

山田進学教室
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高知県の高校入試は1月上旬の私立高校推薦入試、１月中旬の一般入試、２月上旬の公立高校前期試験、更には３月上旬の後期試験まで入試期間が二ヶ月の長きにわたっていました。しかし、平成２７年度入試から公立高校入試が３月上旬の「Ａ日程一発試験」になりました。公立高校入試は３月４日・５日、合格発表は３月１４日午前９時と決定しています。また、五教科の試験時間が現行の各４０分が５０分に変更になります。ますます五教科の実力が必要となります。公立上位校をめざす人は自信のある人も含めて、入りやすい「私立高校」を受験して合格しておくことをお勧めします。途中、情緒不安定になって受験勉強が手につかなくなる場合もあります。南国市は区内で、香美市・香南市は区外という状況が永く続きましたが、一昨年度から区外枠は撤廃されています。香美市・香南市の人も高知市の受験生と同じ土俵で戦えるようになりました。私立の土佐高校は一般試験のみで推薦入試がなくなっています。五教科の学科試験のみです。学芸高校は本年度より推薦・一般入試合わせて８０人の定員が５０人と少なくなっています。公立を受ける人も、私立をねらう人もとにかく五教科の実力をつけておかなければ通用しません。高専も１月１０日(土)の推薦選抜の人数がこれまでの80%を維持されるものの、推薦A・Bが一本化され、推薦にも英語と数学の学力試験(50分程度)が課せられるようになります。２月15日(日)の学力選抜は五教科入試で20%のみとなります。
高校中退率が全国ワースト（2012年度で全国一位）で４４８人となっています。これは高校２校分の定員数にあたりますので看過できない問題だと思われます。2013年も全国ワーストでした。原因は高校へ入ったものの学力不足で勉強についていけない者があらかただと思われます。また、高専合格者の3分の1が3年生までで中退するという仄聞もあります。単に入試に合格するというだけでなく、中学課程の勉学をしっかりマスターしておく必要があります。

H27年度　私立・国立高校推薦入試要項

※土佐高校に続いて、学芸高校もＨ２８年度入試（現中２生から）推薦入試が撤廃されます。一般入試は「専願」と「併願可」に区分され、「専願」は中学2年・3年の学業成績と英・数・国の学科試験が課せられます。合格した場合は学芸高校への入学が義務づけられます。「併願可」は英・数・国・理・社の五教科の学科試験が課せられ、合格した場合でも他校への進学が可能です。

H27年度　私立・国立・公立高校一般入試要項

H27年度公立高校入学定員

※平成２７年度入試の定員が発表になりました。人数は前年度と変わっていません。
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H26年度公立高校入試状況　学校別定員と合格者　-は再募集なし

※再募集定員数に対して合格者が「　-　」は受験者がいなかったことを示します。
　　

H26年度公立高校前期入試状況　学校別定員と受験者員　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　H２６年2月14日

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概況
●昨年度３６０名の志願者があった追手前高校が、今年度は３１３名と少ない。土佐高校や学芸高校との併願者が多いことを勘案すると、実質受験者数は２８０名を割る可能性が出てきた。ちなみに昨年度の当日欠席者数は５２名であった。小津高校も昨年度２８２名いた志願者が２４９名に減っている。当日欠席は毎年１５名程度であるので、４５名程度が不合格になる勘定だ。西高校は志願者が２９０名と多く、昨年度より厳しい入試となっている。当日欠席は毎年１０名足らずであるので、９０名以上の不合格者が出る勘定となる。丸の内高校も定員１１２名に対して１７８名の受験者が予定されている。当日欠席は５名あるかなしかであるので６０名程度が不合格となる計算だ。岡豊高校も前期では４０名近くが、高知商業(総合マネ)でも６０名弱が涙をみることとなる。

●予想どおり「追手前高校」で４８名の当日欠席があり、定員割れした。不足数は１５名であるが更に足切りもあるかもしれない。「小津高校も」１２名の当日欠席があったが、それでもこちらは４５名の不合格者を出すことになる。理数科は３名の定員割れとなった。「高知西高校」は９名の当日欠席だが、こちらも大量８９名の不合格者を出すことになる。英語科も８名の不合格者を出す。「丸の内高校」も大量６６名の不合格者を出す勘定だ。「高知商業の総合マネ」は５５名の「岡豊高校の普通科」も３８名の不合格者が出ることとなる。

●追手前高校は１５名の定員割れだったが、更に９名の足切りを行い、２４名定員の後期試験を行うことになった。足切りされた９名が再チャレンジするのか、小津高校や西高校を不合格になった者がチャレンジする勇気はない。結局、再募集も行って、定員に満たないという数年前の悪循環が繰り返されるだけだろう。追手前高校は進学実績は上がったが、「勉強・勉強」で高校生活が楽しくないという現役生からの声をよく耳にする。痛し痒しの状態だが、来年から３月のA日程一本になっても「土佐高校」合格者との絡みで定員を満たせる保証はない。私立高校は中学入試日程との関係で、来年からも１月下旬に入試を行う可能性が高い。そうなると「土佐高校H方式」合格者や「学芸高校」合格者が４０日近くの空白をモチベーションを維持したまま公立高校まで勉強し続けることが出来るのか。合格した私立高校へ手続きを済ませて受験勉強を放棄してしまう可能性は高い。

●実質競争率が高かったのは「高知工業土木科」の１．９１倍、「高知工業情技科」の１．６３倍、「高知工業建築科」の１．６３倍、「高知商業総合科」の１．４９倍、「高知商業社会科」の１．５７倍、「高知丸の内普通科」の１．５９倍、「高知西の普通科」の１．４６倍などである。

H2６年度 公立高校後期入試状況　学校別定員数&応募数
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　H２６年３月１５日現在

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H26年度　私立・国立高校推薦入試要項

　　●各学校ともに書類審査があります。

　　　　※土佐塾高校の定員は一般試験と合わせて4５名です。学芸高校の定員は８０名の50%です。
　　 ※土佐高校と公立高校には推薦入試はありません。
　 　※高専の推薦による募集人員は各学科とも定員の８０%以内です。

H26年度 私立高校推薦入試状況　受験者数と実質競争倍率
※土佐高校には推薦入試はありません。

※土佐高校を除く私立高校には推薦入試があります。私立高校を第一志望にしている人は上表からも分かるように、各中学がら推薦をしてもらえれば９９%合格できます。日頃の学校での勉強を怠りなくやって、とにかく推薦をもらうことを第一義にしてください。

平成２６年度 高専推薦・一般入試志願者状況　　　　　　　　　　　　　

●本年度推薦選抜は各科ともに大幅に受験者数を減らしている。( )が昨年の志願者数なので比較していただきたい。
　特に昨年６９名だった物質工学科は２９名と定員割れとなっている。合計でも昨年比６７名の受験者減である。
　かくも推薦選抜の人数が減った原因は何なのか・・・。一般入試においても機械工学科以外は定員割れとなっている。
●本年度、公立高校合格者が高専の一般入試を受験する場合、高専の合格発表が２月２０日の正午、公立高校の入学確約書提出期限が同日の午後５時までとなっている。公立高校の入学確約書は２月２０日消印の速達便可能となっているので、高専の合否を確認してから書類提出は可能である。いずれにしろ所属中学とよく話し合った上で決定することが好ましい。
●来年度からも推薦枠は８０%と維持されることとなったが、推薦入試にも英語と数学の学科試験が課せられるようになる。H２７年度入試は推薦入試が１月１０日(土)で、一般入試は２月１５日(日)となった。
●２月２０日に発表された一般試験では１４名の合格者しかなく、各科定員に満たなかった。特に物質工学科では１名の合格者しかなく、定員４０名に対して３１名の合格者しか確保していない。この結果二次募集を行うこととなった。
●二次募集の出願期間は２月２４日〜３月４日までで、試験日は３月６日、合格発表は３月７日となっている。募集人員は物質工学科が１０名程度、その他の学科は若干名となっている。前期試験も終わり、入学確約書提出も２０日の５時に終わっているので、優秀な人材確保は難しいかもしれない。
●二次募集で機械工学科２名、電気情報工学科２名、物質工学科２名、環境都市デザイン工学科１名の合格者が発表された。物質工学科は７人の定員不足のまま新学期を迎えることとなった。

H26年度　私立・国立・公立高校一般入試要項

　　 ※土佐塾高校の定員は推薦試験と合わせて4５名です。
　　 ※学芸高校の定員は８０名の50%です。
　　　 ※土佐高校の入試はS方式とH方式があり、英語にはリスニングがあります。
　　　　　　H方式で合格すれば追手前高校を受験することができますが、S方式での合格は進学が義務づけられています。

H2６年度 私立高校一般入試状況　受験者数と実質競争倍率　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　H２６年 1月２５日現在

概況
●私立高校入試は推薦・一般入試ともに厳しい局面を迎えている。推薦志望者の数は明らかに減ってきているし、土佐高校合格者でも追手前高校に抜ける時代となった。学芸高校・土佐塾高校の一般試験は入学者数が読めなくなっている。それだけ追手前高校に優秀な人材が集まり始めたということで、かっての「私高公低」などという言葉は死語になりつつある。
●土佐塾高校は本校会場２０名、四万十会場４名、安芸会場１名の受験者があり、本校会場で１名、四万十会場で１名の不合格者が出た。

H26　公立高校の定員と合格偏差値目安 　　　　　　

偏差値目安Ａは土佐塾の模擬テストの偏差値（７月６日の模擬テストより判定開始）です。
偏差値目安Ｂは統一模試偏差値（９月２２日の模擬テストより判定開始）です。

　●H27年度公立高校入試の新制度
　H27年度公立高校入試（現中２生）から前期・後期試験がなくなって、３月上旬の「A日程一発試験」になる予定です。それに伴って私立高校・国立高専の試験日も変動するかもしれません。H27年度公立高校入試は３月４日・５日、合格発表は３月１４日と決定しています。また、五教科の試験時間が現行の各４０分が５０分に変更になります。

　高知県の公立高校入試は「推薦入試」の撤廃、「前期・後期試験」の導入、「区外枠」の撤廃とさまざまな試行錯誤を繰り返してきましたが、Ｈ２７年入試（現中２生）の入試から、「前期・後期試験」の撤廃、試験時間の変更等がおこなわれます。改正のポイントを拾ってみますと、

●改正のポイント�@検査を行う時期が２月上旬から３月上旬に
　現行の入試制度では、前期選抜を２月上旬に実施していますが、中学校において落ち着きのある環境で卒業まで学習できるよう、新しい入試制度では１回目の選抜であるＡ日程の検査を３月上旬に変更して実施します。

●改正のポイント�A受験機会が３回から２回に
　全日制と多部制単位制昼間部はＡ日程とＢ日程、定時制と多部制単位制夜間部はＢ日程とＣ日程で選抜を実施します。ただし、全日制と昼間部の学校のうち、Ａ日程で入学定員を満たした学校はＢ日程を実施しません。また、定時制と夜間部の学校のうち、Ｂ日程で入学定員を満たした学校はＣ日程を実施しません。

●改正のポイント�B検査の内容を充実
　生徒の皆さんの中学校での学習の成果を十分にみることができるように、Ａ日程では思考力や表現力を重視した内容を増やし、学力検査の検査時間を４０分から５０分に延長します。また、Ｂ日程においても５教科の学力検査を実施するなど、検査内容を充実します。

●改正のポイント�CＡ日程では、志願理由書の提出が必要です。Ｂ日程及びＣ日程では志願理由書の提出は必要ありません。Ａ日程において、正当な理由で、別室受験などの特別措置を行っても受験できないと教育委員会が認めて欠席した場合に、Ｂ日程で追検査を実施します。

高知県の高校入試の詳しい資料の載った「H26高校入試の分析とまとめ」という「土佐塾新聞」をさしあげています。

最近６年間の高専入学者状況

　（　　）は女子の数です。
　※第一志望以外の学科に合格する場合があるため入学者が志願者を上回る場合があります。
　※平成23年度以降は、推薦及び学力で第一志望学科として出願した人数です。


　私立高校入試の新制度
●H27年度入試も土佐高校入試は新制度で

平成２３年度入試より、土佐高入試の出願資格から様々な制限がなくなり、さらに受験しやすくなっています。選抜方法は「推薦入試」と「一般入試」の良い点が継続された「S方式」と「H方式」で実施されています。来年度入試も同様の方法で実施されます。

●入試日程

●S方式・H方式とも　　平成２７年１月２２日(木)　筆記試験
　　　　　　　　　　　　　 　平成２７年１月２３日(金)　筆記試験・面接
●募集人数　

●S方式・H方式合わせて　　約 ５０名

●出願資格　

●S方式　平成２７年３月に高知県内外の中学校を卒業見込みの者で、合格したら必ず本校に入学すると確約できる者。
●H方式　平成２７年３月に高知県内外の中学校を卒業見込みの者、または平成２６年３月に中学校卒業の者。

●出願手続
　　平成２７年１月６日（火）から平成２６年１月１３日（火）まで。
　　持参する場合は　受付時間　平日は午前９時〜午後４時
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　土曜日は正午まで。日曜日、祝日は受け付けない。
　　 郵送する場合は　平成２７年１月１３日（火）午後４時までに必着のこと。。
●入学試験　

●S方式・H方式とも　国語・数学・英語(リスニングを含む)・社会・理科(各教科１００点満点・各５０分)、面接(１人約１０分)「S方式」「H方式」によらず、
　　　　　　　　　　　　　　 受験生全員に同じ試験問題を課す。

●選抜方法

●S方式　
以下の�@・�Aで成績A・B(いずれも５００点満点)を算出し、いずれか高得点の成績および「面接」により総合的に判断し、合否を決定する。

�@「筆記試験」(配点は各教科１００点で、５００点満点)の点数を成績Aとする。

�A上記の成績Aに、３年次評定平均値(調査書記載)を点数化したものを合計し、さらに１年〜３年次までの課外・学外活動での実績報告書と添付資料が提出されている場合は、その実績を点数化したものを加算する。以上の合計点を５００点満点に修正したものを成績Bとする。

●H方式　
「筆記試験」(配点は各教科１００点で、５００点満点)の成績および「面接」により総合的に判定し、合否を決定する。

●合格発表　　平成２７年１月２４日（土）午後４時（予定）合格者の番号を正門玄関前付近に掲示する。電話による問い合わせには一切応じない。

H最近４カ年の土佐高校入試状況
●入試の状況

H2６年度土佐高校入試データ
●入試の状況

※全体の競争率は１．１６倍、S方式の競争率は１．１４倍、H方式の競争率は１．２５倍となっている。
※H方式で入学を辞退した７名の内訳は県内５名、県外２名となっている。

●各教科の平均点・合格者平均・最高点、合格者の最高点・最低点

●Ｓ方式で合格した受験生の成績の実例

H2７　私立高校の定員と合格偏差値目安

各高校の配点と時間

　土佐高校・学芸高校・高知高校は英数国理社の五教科テストですが、土佐塾高校と土佐女子高校は英数国の三教科テストです。学芸高校は数学のみ７０分で、他は６０分です。また、配点も英数国は１００点満点ですが、理社は６０点満点です。土佐塾高校と高知高校は高知本校会場の他に「安芸会場」と「四万十会場」があります。